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2011年07月27日

JSP-Chip のセッティング A4 B8 & Q5 2.0TFSI Quattro CDN by イシカワ

DSCN2799_1DSCN2790_1今回はJSP-Chipのセッティング方法を簡単にご紹介。車両はA4 B8とQ5 2.0TFSI Quattro CDN。JSP-Chipは日本仕様専用のプログラムということで、『現車によるセッティング』を基本としています。現車セッティングというのは、シャーシダイナモを使用して実際の変化を確認しながらパワーアップとトルク特性の最適化を行うことです。


a4_3a4_4a4_5
こちらは、ダイノパックで測定したA4 B8 CDNのパワーグラフです。赤の実線が純正プログラムで、緑、紺、桃、水色、黄がJSP-Chipのテスト結果です。左側のグラフはある程度合わせ込んだあとのプログラムですが、純正のトルクラインを嵩上げしたようなトルクラインになっているが分かります。ただ、まだパワーがそれほど出ていません。真ん中のグラフは各補正マップの修正を加えてだいぶパワーが上がってきました。右側がほぼ完成のプログラムのテスト結果です。テストプログラムはそれぞれ5回連続して計測した結果、ほぼ同じ軌跡を辿っているのがわかりますね。そのプログラムの特徴です。ここで補足ですが、それぞれのプログラムではほぼ同じ過給圧(ブースト圧)設定です。単にブーストが高い、低いだけで性能が決まるわけではないことに注目して下さい。 もし、JSP-Chipが現車セッティングでなかったら、このような修正は出来ません。もし、左のプログラムをインストールされても『それなりに速い』と思う筈です。
・最大ブースト圧設定>>>1.45bar
・測定最大トルク>>>32.4kg/m → 38.2kg/m
・カタログ数値換算最大トルク>>>35.7kg/m → 42.1kg/m
・測定最大出力>>>197.0ps → 241.9ps
・カタログ数値換算最大出力>>>211.0ps → 259.1ps


q5_dyno_1q5_dyno_2q5_air_filter
こちらは、Q5 2.0TFSI Quattro CDNです。基本的にはA4 B8 CDNと同じマップです。エアエレメントを純正からK&N製リプレイスメントエアフィルターに変更してみました。同じマップでもトルク特性が安定し、パワーも向上しました。

q5_4q5_5左のグラフは、少し過激な特性にしてみました。実測値での最大トルクは42.5kg/mでカタログ数値換算では約44.5kg/mになります。体感的にもかなり過激なターボフィーリングになりますが、オーバーシュート傾向が強くなり、設定ブースト圧を1.5barにしても一瞬ですが1.7bar近くかかってしまうため止めました。

やはり、フラットなトルク特性の方が乗りやすく扱いやすいので、最終的にA4と同じ特性にセッティング(右側のグラフ)。 カタログ数値に変換したトルク数値では約40kg/mを2200~4000rpmの間でキープします。このような感じで現車によるセッティングを行い取得したデータは同型の車両にJSP-Chipをインストールすることで今回のテストと同じスペックを発揮することが出来ます。今までに何度となく検証していますのでご安心下さい!
・最大ブースト圧設定>>>1.45bar
・測定最大トルク>>>34.0kg/m → 38.3kg/m
・カタログ数値換算最大トルク>>>35.7kg/m → 40.1kg/m
・測定最大出力>>>195.3ps → 243.4ps
・カタログ数値換算最大出力>>>211.0ps → 263.0ps

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ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

ie_staff_blog at 00:21│ │JSP-Chip / Engine Tuning 
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